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2006年08月25日(Fri)
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ビジネスチェア

毎日デスクワークで何時間、いや、何十時間も座って疲れない、耐久性のある椅子はないか。こんな質問がよく聞かれる。

理想的な椅子とはどんなイスだろうか。実際のところ、「これです」とはなかなか言うのは難しい。 巷では米国メーカーのH/M社の製品がいいと言われる。試したことは無いので分らないが、値段もいいので、そこそこはいいのかも知れない。

椅子はベッドと違い、人の全体重が椅子の狭い箇所に集中して圧し掛かる。特に支柱に掛かる負荷は相当なもの。しかも、頻繁に立ったり座ったりとON、OFFが繰り返される。
ビジネスチェアの場合、すわり心地の前にこの高負荷への耐久性が問われる。

一般に市販されている安い回転式のビジネスチェア(学習椅子)はほとんど台湾、中国製だが、重要なのはこの支柱に使われている「ガス圧シリンダ」。使い込むうちにガスが抜けて座高が下がってきてしまったり、ギコギコ軋んだりする。このガス圧シリンダはドイツ製がよいとされるが、価格が数万円の椅子にはほとんど使われていない。
安いシリンダでも甲乙があるので、ビジネスチェアを選ぶ時はまず、このガス圧シリンダに注意したほうがよい。

椅子のすわり心地を問うとき、硬い、柔らかいを選ぶことになるが、ビジネスチェアではあまり柔らかいのはお奨めできない。使い込むうちに必ずクッションにへたりがきてしまうからだ。国産の20万円以上もする張地が豪華な皮を使った椅子を使ったことがあるが、1年もしない内にへたってきた。リクライナーのようでちょっと座った感じはとてもいいのだが、ビジネスに要求される耐久性がない。

日産のCMに「イームズ」とか「モダンリビング」という言葉が使われていたが、理想的なビジネスチェアはクルマのシートのような椅子だろう。程よい硬さ、体にフィットするフォルム、長時間のドライブでも疲れを最小限に押さえる独自の構造。クルマの運転と異なり、デスクワークは前傾姿勢なのでクルマのシートをそのまま椅子にするのは無理があるが、「良い椅子」のエッセンスがあるように思える。